建設業の社長が最初に管理すべき数字は「売上」ではない

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前回の記事では、

「売上目標を達成しても、お金が残らない会社がある」

という話を書きました。

すると、

「では何を見れば良いのか」

という疑問が出てくると思います。

私の答えは明確です。

建設業の社長が最初に管理すべき数字は、

売上ではありません。

粗利です。

例えば次の2社があるとします。

A社

売上 1億円

粗利率 10%

粗利額 1,000万円

B社

売上 8,000万円

粗利率 25%

粗利額 2,000万円

どちらが良い会社でしょうか。

売上だけを見ればA社です。

しかし会社に残るお金の源泉である粗利を見ると、B社の方が優秀です。

売上は大きいのに苦しい会社。

売上はそれほどでもないのに利益が残る会社。

私は30年以上、多くの中小企業を見てきましたが、その違いは粗利にあります。

多くの会社には売上目標があります。

しかし、

必要な粗利額

必要な利益額

必要な資金量

まで考えている会社は多くありません。

結果として、

売上は達成した

しかし利益は出ない

資金繰りも苦しい

という状態になります。

建設業は特にこの傾向が強い業種です。

工事が増えることと、

会社が良くなることは、

必ずしも同じではありません。

私が長年関わってきたMG(マネジメントゲーム)でも、

売上より粗利が重視されます。

なぜなら、

会社が固定費を払い、

利益を生み、

将来の投資を行うための原資は、

粗利だからです。

売上は結果です。

粗利は経営の実力です。

私はそう考えています。

ここで一つ問題があります。

実際には、

多くの経営者が粗利を十分に把握できていません。

毎月Excelで管理している。

現場ごとの利益も見ている。

それなのに、

決算になると自分の感覚と数字が合わない。

税理士から説明を受けても、

どこか腑に落ちない。

その結果、

管理が続かなくなってしまいます。

なぜそのようなことが起きるのでしょうか。

次回は、

「なぜ社長のExcelと決算書は食い違うのか」

というテーマでお話ししたいと思います。