クープマンモデル

第二次世界大戦のとき、米軍は学者を徴用して作戦研究班を編成し、戦争を科学的、数学的に研究させた。コロンビア大学の数学教授クープマンらは、ランチェスター法則に着眼し、これを研究し軍事シミュレーションモデルを開発した。これをクープマンモデルという。戦力を、直接的な戦闘力「戦術力」と、敵軍の後方にある軍事基地、生産・補給拠点などを攻撃し、敵軍の戦争の継続を困難にしてしまう間接的な戦闘力「戦略力」に分ける。そして、その比率を戦術力1:戦略力2にするとき最も戦力が高まることを方程式化した。ランチェスター法則をもとに開発されたことから、ランチェスター戦略方程式またはランチェスター戦略モデル式と呼ばれてきた。しかし、これでは誤解を招き、ランチェスター第3法則などと言われることもあるので、クープマンモデルと呼ぶ。なお、作戦研究(オペレーションズ・リサーチ)は、戦後、数学的統計的な意思決定の方法として、学問的に研究され、産業界にも広く活用されている。


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